System of Systems

「グローバルスタンダードの視座に立てない、国への愛着」

National system of global systemsである。アメリカといえども、それは同じであり、世界ナンバーワンの国力であるがゆえに、影響も大きい。アメリカが行き過ぎたpro-national主義の態度では、global sustainabilityは成り立たない。いずれprice of arroganceの請求書は必ずくる。アメリカにつづく中国でもインドでも、それは同じ。自国の経済優先、Economic weightが勝つ。事情はよくわかる。日本も同じで、選択はいつも経済優先だ。

「驕れるものは久しからず」

アメリカの山火事やmassive floodは前代未聞のサイズ、中国の干ばつや豪雨、欧州や日本でも、かつてない自然災害に見舞われている。誰もが、何かが狂い始めていると、気づいているが、経済最優先の前には、すべて後回しである。

「金の周波数ばかりじゃなくて、ちがうリズム、新しい曲想は出てこないのか」

知の結集が足りないのか。知はアメリカに集まっている。アメリカは、金と暴力だけに依存していない。World-class universitiesはアメリカにある。ソ連崩壊時には、優秀なロシア人が米国に大量移民した。中国の若者は毎年、1970年代にも数千人レベルで送られていたし、いまでは数万人レベルだ。シカゴ大学でも、ハーバード大学でも中国人がたくさんいる。グルジアの大統領はニューヨーク大学で学んだ。

「zero corruption 99%、という一大広告をニューヨークタイムズにうった」

グルジアの大統領は本気だった。警察官をいっせいに首にしてしまった。役人を素人の若者に一新してしまった。ロシア的なものを一掃した、というのだ。車で走っていたら、ブッシュストリート、というものまであった。ロシアシステムからアメリカシステムへの変換。経済効果は大きい。アメリカ式ビジネスの日本人にとっても、話がしやすい。

「アメリカシステムを支えているのは、アメリカファン」

アフガニスタンやウズベキスタンなどの中央アジアの権力者の子供たちは、毎年アメリカで6週間の研修コースを受けている。アメリカの正当性を話しかける。アメリカファンができる。日本の子供たちもマックを食べて、大人になってもマックファンだ。ファンをつくるテクニック。「それが嫌だ」という人もいるらしいが、ともかくも、話せる間柄にはなるようだ。アメリカのシステム。

他方、「それが嫌だ」というところから、新しいシステムが生まれる可能性もある。アンチを掲げたシステムもまた、パワーを生む。だが世界は,もう一段上のスタンダードの、新しいシステムを求めている。