世界中にお金はいったい、いくらあるのだろうか。実体経済はおよそ80兆ドル。金融経済は2倍の160兆ドルくらいになっている。金融経済ワールドでは、デリバティブスという名前のついた、ギャンブルが日夜行われている。掛け率は80倍くらいまでokだったが、万馬券はまずいのか、30倍くらいまでに是正?されつつある。
タックスヘブンの口座にはどれくらいの金が集まっているのか。数年前のデータでは、8兆ドルだったが、年間8000億ドルくらいの増加率というので、今頃は20兆ドルくらいだろう。おひとり1兆円で分けたなら、2000人分だ。おひとり100億円ずつ分ければ、20万人分に相当する。
金融の街、ロンドンにはカジノがたくさんある。あちこちの会員になって、はしごする。それはラスベガスのような巨大なスペースとはちがう。大人の社交場的な風情だ。カジノでは、ちょっとした軽食とドリンクはフリーだから、カジノの上のアパートは独身者に人気がある。
「教育の必須項目はギャンプル」
シャドーバンク時代になった以上、これからの教育方針は、「きみこそ、一流のギャンブラーだ」を目指すことが正しい、という理屈が成り立つ。Shadow bankがデファクトな世界標準になったということは、そういうことだ。人生も社会もギャンブル、ということだ。