新刊書籍紹介(2015年3月25日発売)
好評をいただいておりました、ブログ連載をKindle書籍化。グローバリゼーションの流れの中でより広い視野で世界を表現するキーワード50にグレードアップし、まとめました。
書籍の最後に書かれている著者の前野からのメッセージをお伝えします。
世界動向を知りたいと願い,世界で使われているキーワードからストーリーを紡いでみました。もしかすると,かえってわからなくなったかもしれません。
何をするにしても,広く深く的確に知ることが大切ですが,知れば知るほどにわからなくなることもあります。この文章も,こうかな,ああかな,というレベルです。
それほどに世の中が複雑なのか,あるいは私の知力と筆力が弱いのか,その両方なのか,と反省しきりです。何かしらヒントになったことがあれば,嬉しいのですが。
若い人たちにとってはいまの時代の姿が当然に見えるでしょう。しかし,長く生きてきた人たちにとってはどこかおかしい,異常な,不自然な,デタラメな,インチキな,そういうものが感じられています。
昔はバカやってんじゃないよ,という立派な人たちがたくさんいた気がします。いまは,堂々と偽物が本物のような顔をして出ています。このような世界には危うさを感じます。
これは長続きしないのではないか,不幸なことと思います。どんな時代であれ,本物,本質,いいなあ,と思うことをおさえていく。そこに努力していくことに満足があり,他人にも優しくできるのだと思うのです。なんだか説教じみてしまいました。
なお,読みやすいように,と少しばかりくだけすぎた表現があったかと思いますが,目的は読みやすさ,ということでご勘弁いただきますように。
2014年12月
前野拓道
連載(2013年10月1日よりブログ連載)
グローバル社会の政治経済を、同世代の人たちは、どのように認識しているのか。 欧米の地勢学ならびに社会学の著作から、キーセンテンスを英語表記そのままに、抜き出してみました。
なぜ、英語表記のままにしたかといえば、日本語のニュアンスが英語でなかなかしっくり来ないのと同様、その逆も真ではないか、と思ったからです。 たとえば、handicappedという表現と、身体障害者という表現では、印象も発想も違うように思える気がします。
世界の人々との交渉において、未来に目を向けた議論をする上で、一助になればというセンスで書いてみました。(前野 拓道)
(2013年10月1日から10月30日まで、毎日午前8時に1話ごと掲載します。連載終了時に電子書籍として出版予定です。)
既刊書籍紹介
- 『Books for Statesmen on Globalization』 (2013/09/20発売)
- イノベーションの軸
2006年11月 書籍出版 (財)経済産業調査会から出版 Amazon.co.jp
2013年7月 電子書籍版(kindle版)出版 Amazon.co.jp (出版 オフィス風音 )