B World For Global Elites

グローバル社会では、兆の単位、Billion dollarが飛び交っている。気を大きくして、ビリオンの感じをつかむ。ふうーむ、実体経済80兆ドル、金融経済160兆ドル・・・・。えーと、世界人口の60億人で割ると、一人当たりは2百万円くらいになるか・・・。ピンとこないものだ。

G20の国のGDPを合計してみると、60兆ドルくらいになる。世界経済の8割である。そのうち、米国が3割くらいを占めていて、中国が2割にはまだ少しばかり足りなくくらい。つまり、米中で半分くらいになる。

「この際、ビリオンダラーの世界、Bワールドに慣れておいたほうがいい」

アップルの時価総額はおよそ500Bドルだ。世界の巨大企業の売り上げはいずれも100Bドルを超えている。ユニクロも売り上げ100Bを目指している。こころみに、世界全体のGDP額の80000Bを500社で割ってみると、およそ100Bだ。

石油の世界輸入額の総計は3000Bドルである。日本の年間予算はおよそ80兆円すなわち800Bドルだ。世界の証券取引所の資産はどれくらいだろうか。東京証券市場は5000B前後で推移している。

「私、グローバルエリートになりたい」

Bワールドを動かす、グローバルエリートを目指すなら、せめてハーバードくらいには行かないといけない。MITか、スタンフォードでもいいが、ともかく、世界的大企業のDIRECTORくらいにはなって、年収30Mドルくらいは稼ぎたい。さらには、アラブの王様か、エリザベスか、ローマ法王の資産運用担当者にでもなれば、その倍くらいはもらえるかもしれない。まだ、代々木に、ハーバード予備校ができた、という話は聞かないが、そういうニーズの時代になった。